生年月日 平成2年9月23日 名前 しろ(血統書には藍姫号と言う名前がある) しろが我が家にやってきたのは平成2年の秋のことである。成犬になるまえに子宮を除去する手術を受けたので、彼女にはある意味では青春がなかったのかもしれない。その意味では非常にすまなく思っている。また、血統も彼女で途絶えることにもなる。 だが、得体の知れない野良犬の雄に犯されて、罪もない子どもを生んで路頭に迷わす悲しみを味わうこともなく、彼女にとっては幸せであったのではないかと思っている。 紀州犬は猟犬としてもよく使われるので、性格的には少しきついように思われているけど、我が家のしろに限っていうと、温厚そのものである。 だけど、どんなに温厚だと思っていても、ある日近所の女の子のお尻をかんだこともある。ご主人様の私の場合、餌を食っているときに尻尾を引っ張ろうが、口に手をいれようが、全く反抗をすることがない。特技というと、大声で歌を歌うことである。消防車のサイレンや夜泣きそばの音に合わせて、歌を歌っているような遠吠えをするのである。 |