原料すりみに「かに」や「えび」などの特定原材料成分が含まれているのですか?

すりみでは132検体中59検体より「かに」「えび」等の甲殻類由来のたんぱく質が検出され、これらの中で10μg/g以上の「かに」「えび」等の甲殻類由来のたんぱく質が検出された検体は11検体であった。一般的にすりみの原魚として用いられている魚類は、オキアミをはじめとする甲殻類を捕食していることから、加工工程で消化管内容物が流出し、それらがすりみに混入した結果として甲殻類たんぱく質が検出された可能性がある。
それぞれの魚種のすりみでの検査結果は下の表の通りである。
スケソウダラは74検体中14検体、南ダラは6検体中1検体、イトヨリダイは16検体中14検体、一般的にすりみを製造する際に大型の魚と比較して小型の魚の方が消化菅内容物が混入する可能性が高いことから、すりみ原材料の魚種と甲殻類の混入との関連性は原魚の大きさに大きく依存することが示唆された。