98年5月 甥が小バスを餌で釣る。

今度は、由良川へ出て、テトラポットのあるあたりで、バス狙いをしようと場所をかえることにした。しかしながら、せっかく因島からあそびきた甥を釣りに連れていって坊主で帰すのも、なんとなく情けない気がして、方針変更をし、国道沿いの釣り具屋でミミズを買って餌釣りをすることにした。 しかも、私と息子で昨年ギルの爆釣りをしたポイントに行き、釣れる釣りをすることにした。昨日までの雨で川も多少増水しているようだが、ポイントの地形は中州とはいえ昨年来たときとそれほど変化していなかった。 思っていたとおり、ギルがかかりはじめた。甥と息子が10匹づつ釣った頃には、私ももうルアーを木にひっかけて、紛失するという事態となり、釣りの意欲は失せた。さすがに餌釣りをしようという気にならなかった。そのとき、甥がギルでないものを釣りあげたのだった。 小さいがバスであった。 バスもミミズに食いつくのである。甥は因島の池でもギルはよく釣れるがバスははじめて見たと言ってよろこんでくれたので、生かして持ち帰ることにしたのだった。