7時半の池の不思議(97.3.8)
昨年は秋に同じミノーで同じ時間に2匹ゲットしている舞鶴の志高の野池へ行くことにした。息子は5時に起きてきたが、早く起きすぎてウンチがでないと私に窮状を訴えた。飯を食えば出ると私が言ったので、あんパンを4つも口に入れてから便所で再挑戦した息子から、見事押し出しに成功した旨の報告を受ける。わたしは、一刻も早く行きたい思いから、パン1個を牛乳で流し込んで、午前6:00の出発となった。野池まで車で15分....早朝の薄暗い朝靄の中を吹っ飛ばして野池に到着。この野池では2回連続で午前7:30頃にゲットしてきたので、私の家族からは「7時半の池」と呼ばれている。到着後、さっそくインターネットで購入したスピナーベイトを底深くはわせてみることにしたが、なんと2投目で根掛かりして糸の切断を決意することになった。息子がチューブワームを使えという指示を下した為(息子はタックルボックスの中の財産が減ることを恐れている)しばらく我慢して投げていたが、釣りに集中している息子の目を盗んで、シンキングのミノーを取り出して10投もしただろうか?半分やけ気味のただ巻きを繰り返していたとき、自分の立つ位置から3メートル付近でドーンとにぶい引きがあって、あげると、水面から大きな口が浮き上がってきた。陸に上げてみると、45センチもあり、息子と飼育に持ち帰るかどうか相談したが、とりあえず持ち帰ることにした。ふと時計をみるとまさしく7時半をまわったところであった。まさに「7時半の池」である。その後、8時半まで引いてみたが、さっぱりで、場所を移動して、由良川河口にある長池にむかった。長池に着くと息子と分かれて、今度も色違いのシンキングミノーをつけて第一投したとたん、まさに投げた瞬間25センチのバスが釣れてしまった。まさに、釣った方も実感のない釣れ方であった。やはり、越冬から目覚めるこの春の陽気はバスフィッシングにとっては最高の時期なのかもしれない。
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