■ シジュウカラの巣箱を作ってみました。

(↑当研究所庭のサルスベリの木に設置したシジュウカラの巣箱)
本来は秋に巣箱をかけておくと、シジュウカラのつがいが営巣をして、翌年春に卵を産むということになるのであるが、
今回、杉板が手に入ったので、待ちきれずに、春に巣箱を作ってしまいました。

(準備品)

杉板(板の厚みは1.2p)/金づち/電動ドリル(キリでもよい)/プラスドライバー/糸鋸/電動ノコ(ノコギリ)/定規
鉛筆/25ミリくらいの釘/ちょうばん1個(木ねじ4本)/

(設計図)

@まず、上の設計図どおりに鉛筆で印をつけてゆこう


A線にそってノコギリで切り離してゆこう。 ただし、上の設計図の赤い部分(屋根の板と前面になる板の境目)は下の設計図のように斜めに切るようにしてください。


B雨などが中に沁み込んでも、底から水が抜けるように底板にドリルで穴をあけておこう。底板と側面の板を釘で固定してゆく作業...........杉の木は割れ易いので、あらかじめキリで穴を少しあけておくこと

C裏の部分の板にも、木に固定する針金を通す穴を上下に2箇所ずつつくっておき、Bで作った部分と合体する。
D前面になる板に糸鋸で丸く穴をあけてから、Cの部分に釘で打ちつける。 鳥の種類によって大きさは変えなくてはいけないが、シジュウカラの場合、穴の直径が3センチ以上にならないように(2.5センチ〜3センチ)しよう。
E屋根板には写真のように”ちょうばん”をつけて、あとで開閉ができるようにしておくとよいだろう。 あとで巣の掃除などをする際に楽である。(屋根板は釘で打ち付けないようにしてください。)
Fほぼ完成である。あとは、木が腐るのを防ぐために、バーナーなどの火ですこし表面を焦がしておくのもいいだろう
Gシジュウカラになった気持ちで、もう一度、中を覗き込んでみたら..........。ここの中にいろんなものを運んできて、彼らの快適な住みかができてゆき、ここで、いつか可愛いしじゅうからの雛たちが鳴く日がくるかもしれないと思うとわくわくしてくるではないか。