この間から、夕方になるとピーピーといい声がやけに多いので、妻や娘たちが庭を見ていると、目の前の木にめじろの集団がじっとしてい
てとても可愛いという。
早速撮影をしようと思い、かなり近寄っても逃げないでいる。
めじろでこういう経験をしたことがなかったので、見ていると、どうも、鳥の様子がおかしい。
(99年8月3日撮影)
よく見ると、親鳥らしいめじろの視線は隣のもみじの木にあった。
ピーピーとさわいでいるのは、今年生まれたばかりのようなめじろの幼鳥の集団であった。
これほど近寄っても逃げずに(逃げられず)鳴いているのだから、写真を撮影したあともそっとしておいてやることにした。
数日間、夕方になると、この幼鳥集団はわが庭の同じ木の中でさわぐ日が続いた。
しかし、それからあと、彼らはどこかへ行ってしまった。
なぜ、わが庭に毎日のようにやってきてピーピーと騒いでいたのかがわからないが、かわいい自然のメジロの姿を見て、心がなごんだのである。
(99年8月3日撮影)