餌をねだる姿(2000.7.28)
このど迫力を見よ!
7月20日に市内の小川から捕獲して飼育しているメダカを見ていると別の水槽に泳いでるバスが化け物みたいに見える。
おそらく、在来種の魚類はこの魚を初めてみたときに、どう思っただろうか?
表面は金属のように堅く、口から顎にかけては国内のどの魚よりも獰猛で、強固な構造に見えただろうし、こんな魚に追われたら死の恐怖を味わう暇もなく彼らの口の中に吸い込まれていったのだろうと思う。
今は淡水魚の食物連鎖の頂点にいるのだろうが、飼育するのはいいとしても、こんな魚を放流したらどうなるか考えただけでも恐ろしい.....

当研究所の夏の水槽(2000.7.8)


夏は高野川、伊佐津川上流で毎年、息子と魚取りをして、捕獲してきた生き物で小さな水族館として60センチ水槽を一つ立ち上げるのが恒例になっている。
息子は中学3年にもなり、来年は高校生であるが、まだ、所長との毎年の行事には参加することをやめないでいる。
世間の親からは中学生になると親は相手にされなくなるよ.....という予告をいただいていたので、それなりに親としては覚悟をしていたし、別に息子がついてこようが来まいが、私にとっては、この楽しみは捨てがたい。
カワムツ、フナ、ドンコ、どじょう、えび、その他水生昆虫など、....
この夏に飼育することになった。
殆どは越冬するまえに何らかの要因で死んでしまったり、大型になったものは隣のバスの餌になったりする。
毎年、カワムツも捕獲してくるが、川へ行ってみていると、メダカのような幼魚がたくさん見られる事からかなり繁殖はしてきているようだ。


ブルーギルは琵琶湖産であるが、まだ、5センチにも満たない可愛いものであり、やはり、このくらいのサイズが飼育にはいいと思う。
イモリは舞鶴の池内の奥にある○○○神社の近くにて毎年捕獲しているが、家に飼育しているのがいるときは逃がしてやることにしている。
今年は2匹をつがいで(たぶん、近くにいたので.....)捕獲して、飼育することにした。
毎年、水槽からどういうわけか脱走されてしまうので、今年は脱走しないように深い水槽で、水量をかなり減らして飼育することにした


本日、息子と魚を捕獲にいった場所の写真である。ずいぶんと水はきれいが、清流というのはあまり魚影を多く発見できないものである。
水底には、ドジョウやヨシノボリなどがたくさん見られた。
そして、川の島になっている境の部分ではカワムツが無数に泳いでいるのが観察された。
子供の頃にポピュラーだったフナは余り見つけられず、今日も数十匹捕獲した魚の中には1匹しかいなかった。
昨年と同じ○○○神社の近くには、魚影がとぼしく、川も深くなっており、魚取りの場所としては、あまり適した場所でなくなってしまったのが残念であった。しかし、網を入れると、様々な水生昆虫が捕獲できた。タガメやトンボの幼虫、タイコウチなどが見られた。