豪雨の合間の水換え(97.7.13)

もう3日間雨が降り続いたのだが、昼前から雨が上がり、夕方までの数時間晴れ間が広がってきた。 長期の出張で魚たちの飼育は息子に全面的に任せていたのだが、気になっていた稚魚の水換えと娘のミドリガメの水換えを手伝うことにした。 夏になると、すぐにアオコが発生してくるので、水換えも天気の良い休みの日にはこまめにやる必要がある。しかし、水槽だけで5つにもなり、そのほかに池が....これ以上増やすと仕事よりも大変になってくる。だけど、今のところ、生き物の飼育と観察という親子のきずなを最優先にしている。

稚魚全滅す!考えられない事態が(97.7.17)

出張から帰ってきてしばらくくつろいでいると、庭から「お父さん、バスがいなくなったよ」という息子の大声が聞こえたので、庭に飛び出し車庫の水槽を見ると、確かに泳いでいるはずのバスがいない。これは飛び出て車庫の裏の溝にでも落ちて死んでしまっているのではないかとしばらく探してみたが、姿が見えない。しかし、しばらく探している内に考えられない事態が発生していることに気がついた。 なんと、隣の小さな水槽(フナの稚魚を飼育している水槽)にそのバスが泳いでいるではないか?しかも、中の稚魚すべていなくなってしまっていた。 バスは何事もなかったような顔をして、せまい水槽の中をゆうゆうと泳いでいる。 妻に聞くと、すでに今日の昼にバスはこのフナの稚魚の水槽で泳いでいたということである。てっきり、息子がバスをこの水槽を移動させているのだと思っていたという。 番犬のしろが水槽を守っているので、他人が入ってきてそのようないたずらもできるはずがない。とすると、バスは餌を求めて、60センチ水槽から隣の稚魚の水槽にジャンプして飛び込んだことになる。恐るべし....バスの食欲!、しかも、全く腹の足しにもならないようなメダカのような稚魚まで、すべてバスが食べてしまったのである。 5月から孵化に成功し、だんだんとフナの形になって、成長を楽しみにしていたフナたちを一瞬にして失ってしまった。私のこの2ヶ月間の苦労はなんだったんだろう。息子に娘を殺された親のような複雑な気持ちになってしまった。バスを飼育するの止そうか?と息子も言う。それにしても、バスの餌を食べるための知恵と行動にはあきれかえってしまう。奇しくも6月15日に日記に書いた予言が的中したことになる。

ギルも食らう、どう猛なバス野郎(97.7.19)

梅雨が明けたようだ。今日は息子も忙しいので、私が水槽の掃除をすることにした。(アオコがいっぱい)普段は水草を入れているので、バスから逃れていたのだろうが、水草を抜くと同時に小さいギルがバスの餌食になってしまった。しかし、口の中に入れたものの食べにくそうで、いつまでもギルの顔が口の外にあり、いったん吐き出して今度は頭から吸い込んで、やっと胃袋に入っていった。しかも、ギルは食べにくいのか横向きにしておなかに入っていったので、しばらくは上から見ると箱河豚のような格好になっていた。こうしてみていると、ギルはあまりバスの好む餌ではないようである。 しかし、活性が高くなると、何でも食ってしまう。この間も、砂から顔を出したウナギに食らいついていた。 ウナギはびっくりして再び砂に急速潜航していた。 バスのこの時期の食欲は想像を絶するものがある。